会長あいさつ

合掌、ありがとうございます。

 木々を抜ける風もさわやかな五月を迎えました。

 皆様には、ご健勝にお過ごしのこととお慶び申し上げます。

去る三月二十二日には「心と自然を詠んでみよう。俳句研修会」を開催させていただきました。大盛会とならせていただきました。自然をじっくりと観察してそこに自分の心を投影するという静かな時間が流れます。新しい経験でしたが、俳句の奥深さもわかりました。初めての方もぜひチャレンジして、生長の家総裁・谷口雅宣先生が開設されている「隠れ句クイズ」にも投稿してみましょう。

そして、毎月、対策部会の日の十二時三十分から教化部六階食堂におきまして、壮年層対象の「ノーミート料理教室」を開催しています。メニュー作成と調理指導は、オープン食堂のメニューを考えてくださっている方です。美味しいノーミート料理を提案してくださっています。壮年層の方は、ぜひお越しください。

また、同じく対策部会の日の十二時五十分から十三時二十五分まで「聖使命会員祝福祈願祭」を開催しています。聖使命会費を毎月、神様に奉納できる喜び、また奉納して頂ける有難さを感じながら開催させて頂きたいと思います。多くの皆様と一緒に読誦する聖経『甘露の法雨』はとりわけ素晴らしい響きです。どうぞ、ご参加ください。

そして、五月二十九日には初めての「流産児供養祭」が始まります。流産児だけの供養祭は初めてでございます。流産児の霊牌をたくさん書かせていただきましょう。教化部長・各務洋行先生のご指導により実現いたしました。各務教化部長先生オリジナルの「生み直し、生まれ直しの行」もございます。どうぞ、皆様お誘い合わせてご参加ください。

 

生長の家総裁・谷口雅宣先生著『太陽はいつも輝いている』一〇八頁「少女ポリアンナ」より。ポリアンナは、牧師の父と、開拓時代のアメリカで貧しい暮らしを送っていましたが、父から心の中に起こる生活上の不足、不満の感情を乗り越えるために「喜びを発見するゲーム」というのを教えてもらいました。父の死後も、引き取られた叔母の家でそれを明るく懸命に続けていこうとする。そのいたいけな態度と、父を想う少女の切ない気持ち、また、不満を喜びに変えていく〝観の転換〟の妙が見事に描かれています。とお書きくださっています。そして、百一三頁「善一元の実相しかないと信じ、現象の悪は、実相にある善がまだ充分に顕れていない〝消極的状態〟であるという見地に立てれば、恐怖心は生じないのである。そのような善一元の実相の自覚は、残念ながら簡単に出来るものではない。これを得るためには、ポリアンナが毎日、実際生活で練習を積んでいったように、当たり前の日常の中に幸福を見出す練習を積み、たとえ肉眼に見えなくても「そこに常に善一元の世界がある」ことー換言すれば「太陽はいつも輝いている」ことを知り、感じることが必要である。」とご指導くださっています。私たちも、善一元の世界を観る訓練を続けて、日時計主義の生き方を多くの方にお知らせして参りましょう。